自己満の味噌煮

小説書く。難しい。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Innocent mind 40 「不穏な暗黒の場所で」

~ブリキの初代語り人~ 「…可笑しいですね。」 私は落ち着かない人達に囲まれて逆に落ち着かない。 いつも私の膝の上に居たモデウール君も、珍しく居ない。 此処は辺りが真っ黒で其処まで遠くに行けない様に見える。 しかし此処はとても広く、何処までも行…

新キャラ(小説に出すかは未定)

ヴィ・ジェミト 男 24歳 身長180cm 種族 透怠族 (透怠族とは…身体を良い様に捻じ曲げたり、伸ばしたり、縮ませたりできる。種族の外見的な特徴は、顔から首にかけてついている不思議な模様) 性格 頭が良く活発的。 明るく平等に接そうとする男性。 外見がと…

Innocent mind 39 「赤、紅、朱、緋?」

~軌道に乗る洗礼者~「馬鹿かお前は!!」案の上、私はテスカに怒鳴られた。だよねぇ…やっぱり洗礼神がそんなんじゃ駄目だよねぇ…。私が甘ったれていたようだ。トホホ…。さっき私とテスカは再会を果たせたけれど…相談したらこの様だ。「良いかよく聞け。お前…

科学者はあの時の思い出を思い浮かべたのだろうか

「有り得ない有り得ない有り得ない…」 メデューサという非科学な存在であり、科学者であるメキは大きな画面の前で何やらぼそぼそと呟いていた。 その表情は尋常じゃないほどに苛立ちに染まっていた。 その姿を、研究所に居た者達はぽかんと見つめるだけだっ…